1977年にジョージア州アトランタで結成されたS.O.S.バンドは、ディスコ〜ブラック・コンテンポラリーのシーンを賑わしたヴォーカル&インストゥルメンタル・グループ。S.O.S.とは「Sounds Of Success」を意味する。キーボード&ヴォーカル担当のジェイソン“T.C.”ブライアントを中心に、女性シンガーのメアリー・デイヴィスら9人のメンバーを擁した彼らはタブー・レコーズと契約。ファンキーなダンス・チューン“Take Your Time (Do It Right)”がディスコなどで人気を呼び、'80年にR&Bチャート1位/ポップ・チャート3位を記録した。その後3枚目のアルバムから、当時ザ・タイムのメンバーだったジャム&ルイスがプロデューサーとして関わり始め、後年モニカがカヴァーした“Tell Me If You Still Care”などミディアム・ファンク〜スロウの傑作曲を連発していく。以降、'80年代後半から'90年代初頭にかけても数枚のアルバムを発表する。サンプリングなどでも'80sソウルのグルーヴが注目を集める今、彼らのサウンドを生で聴く価値は大きい。