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社長自らの苦い体験から生まれた、画期的な「旅のおカネ」
1880年代も終る頃、当時のアメリカン・エキスプレス社長 J.C.ファーゴは、休暇のためヨーロッパに滞在しました。彼は、ヨーロッパで自分の預金を引き出せるよう、アメリカの大手銀行が発行した信用状を携帯していました。しかし、実際に現地通貨を入手する際、銀行内でたらい回しにされました。大変不愉快な思いをしたファーゴは、帰国するやいなや、部下であるマルセラス・ベリーに、旅行をもっと快適にする商品の開発を命じました。こうして、1891年、アメリカン・エキスプレスは、トラベラーズ・チェック(旅行小切手)という画期的な商品を世に送りだすことになったのです。
この旅行小切手の最も重要な特徴は、偽造を困難にする、当時としては革新的な署名方式と、特製の透かしでした。発売前には、トラベラーズ・チェックの見本が、世界中の銀行、ホテル、商船会社、鉄道会社などに送られました。また、「アメリカン・エキスプレス・トラベラーズ・チェックを、誠意と充分な注意を払って換金した商店主は、決して損失を被ることがない」という保証書も送られました。さらに、旅行小切手が盗まれたり、署名が偽造されたりした場合でも、アメリカン・エキスプレスはその旅行小切手を引き受け、損失を負担することを約束しました。こうした献身的な顧客サービスの精神により、アメリカン・エキスプレス・トラベラーズ・チェックは、発売後まもなくマーケットの信頼を勝ちうることができたのです。
以来、アメリカン・エキスプレス・トラベラーズ・チェックは、旅行者にとってなくてはならない便利で安全な「旅のおカネ」として認知され、世界中で広く使われています。100年以上の顧客サービスの歴史と伝統、ワールドワイドなネットワークをもつアメリカン・エキスプレスが皆さまのご旅行をサポートいたします。
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