【クレカ】分割払いとリボ払いの違いとは?それぞれの特徴をプロが解説
【クレカ】分割払いとリボ払いの違いとは?それぞれの特徴をプロが解説
2023/09/08
2023/09/08
「分割払い」と「リボ払い」の違いを正しく理解しよう
「分割払い」と「リボ払い」の違いを正しく理解しよう
大きな買い物をする際などに、代金を数回に分けて支払うことができるクレジットカードの「分割払い」と「リボ(リボルビング)払い」。具体的な違いが分からず、「分割払いとリボ払い、どちらを選べばいいの?」と迷うこともあるのではないでしょうか。
それぞれの違いや手数料を抑えるコツなど、アメリカン・エキスプレスで分割払いとリボ払いの業務に携わっている、石原さんと工藤さんに教えてもらいました。
アメリカン・エキスプレス/石原潤二郎さん
アメリカン・エキスプレス/石原潤二郎さん
2011年にアメリカン・エキスプレス入社後、社長室での経営企画業務を経て、現在はカード事業部門金融事業部でリボ払い/分割払い商品のマーケティングを担当。趣味は家族との旅行、スポーツ観戦。
アメリカン・エキスプレス/工藤弘恵さん
アメリカン・エキスプレス/工藤弘恵さん
2015年にアメリカン・エキスプレス入社後、カード事業部門金融事業部でマーケティングに従事。現在はリボ払い/分割払いのシステム開発に携わる。最近楽しかったことは、児童養護施設のボランティア活動で手作りのお弁当を持って子どもたちと遠足に出かけたこと。
アメリカン・エキスプレス/石原潤二郎さん
アメリカン・エキスプレス/石原潤二郎さん
2011年にアメリカン・エキスプレス入社後、社長室での経営企画業務を経て、現在はカード事業部門金融事業部でリボ払い/分割払い商品のマーケティングを担当。趣味は家族との旅行、スポーツ観戦。
アメリカン・エキスプレス/工藤弘恵さん
アメリカン・エキスプレス/工藤弘恵さん
2015年にアメリカン・エキスプレス入社後、カード事業部門金融事業部でマーケティングに従事。現在はリボ払い/分割払いのシステム開発に携わる。最近楽しかったことは、児童養護施設のボランティア活動で手作りのお弁当を持って子どもたちと遠足に出かけたこと。
「分割払い」と「リボ払い」の違い
「分割払い」と「リボ払い」の違い
分割払いとリボ払いの違いは、支払い回数を指定するか、毎月の支払い金額を一定にするかです。
・分割払い
支払いを「何回に分けて支払うか」を選択する支払い方法です。クレジットカード会社によって3~36回まで支払い回数に幅があります。
手数料の実質年率も各クレジットカード会社によって違いますが、12~15%が一般的で、支払い回数が少ないほど手数料が低くなります。分割払いの場合、買い物ごとに支払い回数を設定し、手数料を算出します。
・リボ払い(リボルビング払い)
「毎月一定の金額」を支払う方法です。毎月の支払い金額は、ご自身で指定またはリボ払いの利用残高により決定します。それにより支払い期間が変動します。
リボ払いは支払い残高が合算され、手数料は支払い残高の総額から算出します。手数料の実質年率は、15%程度が一般的です。
・分割払いとリボ払いの特徴
分割払いは、分割回数を自分で指定するので、支払い期間が明確です。例えば3回払いなら3カ月で、12回払いなら1年(12カ月)で支払いが完了します。
対してリボ払いは、クレジットカードの利用回数に関わらず、毎月の支払金額を一定化することができます。
このように、「支払い回数を明確にしたい場合は分割払い」、「毎月の支払金額を一定化したい場合はリボ払い」と使い分けることができます。
アメリカン・エキスプレスで分割払いやリボ払いを選択する場合は、お店での決済後にウェブやアプリを利用して、期限内に利用者本人が「あと分割」「あとリボ」への申し込みを行う必要があります。
「アメリカン・エキスプレスの場合、決済時はシンプルな一括払いのみなので、その場で支払い方法を考える必要はありません。後日どのようにお支払いいただくか、検討いただけます」(石原さん)
「分割払い」と「リボ払い」の手数料をシミュレーション
「分割払い」と「リボ払い」の手数料をシミュレーション
では分割払いとリボ払いで、毎月の支払金額や手数料がどの程度変わるのでしょうか。
アメリカン・エキスプレスの「あと分割」「あとリボ」でそれぞれ10万円の支払いをした場合のシミュレーションをしてみます。
・10万円を分割払いで支払い
「アメリカン・エキスプレス あと分割シミュレーション」
・3回払い … 毎月の支払金額/34,161円、手数料総額/2,483円
・6回払い … 毎月の支払金額/17,391円、手数料総額/4,345円
・12回払い … 毎月の支払金額/9,006円、手数料総額/8,070円
・3回払い
毎月の支払金額/34,161円
手数料総額/2,483円
・6回払い
毎月の支払金額/17,391円
手数料総額/4,345円
・12回払い
毎月の支払金額/9,006円
手数料総額/8,070円
・10万円をリボ払いで支払い
「アメリカン・エキスプレス リボ払いシミュレーション」
・毎月の支払金額/3,000円、手数料総額/28,694円
・支払い期間/44ヶ月
「アメリカン・エキスプレスでは、利用総額が10万円の場合、リボ払いの毎月の支払い金額は3,000円に設定されています。そのため、支払い期間は44カ月と長期になってしまいますが、分割払いに比べると毎月の支払額は大きく下がります。」(工藤さん)
分割払いとリボ払いでは、毎月の支払金額、支払い期間、手数料に差が出ることが分かりました。支払い期間を短くしたいのか、もしくは毎月の支払金額をぐっと抑えたいのか、どちらを優先したいかをもとに、支払い方法を選択するのが良いでしょう。
「分割払い」「リボ払い」の手数料を低く抑えるポイント
「分割払い」「リボ払い」の手数料を低く抑えるポイント
分割払いとリボ払いで、手数料を低く抑えるコツはあるのでしょうか。
「シミュレーションの通り、分割払いは1回の支払いごとに手数料がかかる仕組みなので、3回払いなら3回分の手数料、6回払いなら6回分の手数料が発生します。分割回数が多いほど、手数料の総額が増えます。手数料の負担だけを考えるなら、分割回数を少なくするのがコツです」(工藤さん)
「リボ払いは、利用残高(未払い金額)に応じて手数料が変動します。つまり、残高が多く残っていれば、それだけ手数料も多くかかり、支払い完了までの期間も延びていきます。手数料の総額を抑えたいのであれば、資金に余裕があるタイミングで残高を繰り上げてお支払いいただく方法もあります。
アメリカン・エキスプレスでは、増額支払いや利用残高の一括支払い(繰り上げ返済)に対応していますので、必要に応じてご活用いただければと思います」(石原さん)
分割払いに比べ、シミュレーションで手数料が高く出たリボ払いですが、石原さんが教えてくれたように、ボーナスなどの予定が分かっている場合は、繰り上げ返済を視野に入れて考えることで、手数料も節約できます。
「分割払い」「リボ払い」の上手な活用方法
「分割払い」「リボ払い」の上手な活用方法
最後に、分割払いやリボ払いのメリット、上手な活用方法を聞いてみました。
「現金やクレジットカードの一括払いで購入する場合、手元にお金がないと買えませんよね。欲しいものがあっても、今はお金がないから我慢しよう、お金が貯まってから買おうとなり、資金が貯まるまでお預けになってしまいます。分割払いやリボ払いを利用すれば、欲しかったものをその時に手に入れることができます。手数料は必要になりますが、欲しかったもの、そしてそこから得られる体験を”今”手に入れることができるのです」(石原さん)
「友人が家族の新しい趣味としてキャンプを始めた時、最初に道具一式を揃えるのに分割払いを利用したそうです。もし現金払いや一括払いにこだわっていたら、まとまったお金ができるまでキャンプもお預けになってしまいます。子どもはすぐに大きくなってしまうので、小さい頃にしか得られない体験をさせてあげられたと考えれば、手数料も十分に意義がある、と言っていました。上手に分割払いを使いこなしていますよね」(工藤さん)
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