まずはクレジットカードを発行しているカード会社のウェブサイトなどで、申し込み条件をチェックしましょう。条件を満たさないと、申し込みを受け付けてもらえない可能性があります。条件とは、たとえば成人であること、日本在住（住民票に記載の住所が日本国内）であること、Eメールアドレスがあること、有効な本人確認書類（氏名、生年月日、住所記載）を保有していることなどです。カード会社によっては、日本国内の銀行の口座が必要な場合もあります。

成人年齢の引き下げにより申し込み条件はカード会社ごとにそれぞれ異なります。申し込む前に必ずチェックしましょう。

・アメリカン・エキスプレス（アメックス）の場合

• クレジットカードに申し込めるのは20歳以上
• すべてのカードはオンラインで24時間簡単に申し込み可能
• オンラインで申し込んだ場合、個人カードなら審査状況を最短60秒で案内
• 個人事業主向けの法人カード（ビジネス・カード）も、最短60秒で審査状況を案内^※1

^※1 個人名義の法人カード（ビジネス・カード）の場合。法人名義の申し込みは除きます。

※記載してあるそれぞれのカードの【入会特典】は、2025年8月8日時点の内容です。入会特典は予告なく変更する場合があります。現時点での入会特典はそれぞれの「カードの詳細を見る」からご確認ください。

・アメックスのクレジットカードの魅力

年会費・月会費は必要ですが、旅行や多彩なレストランの割引やなど、充実したサービスが用意されているのが、アメックスのクレジットカードの大きな特長です。

【プラチナ・カード】

• 世界の指折りホテルグループの上級会員に無料で登録できる
• カードを継続するだけで2名分の日本国内の厳選ホテル1泊2名無料宿泊プレゼント
• アメックスが運営するラグジュアリーな空港ラウンジ「センチュリオン・ラウンジ」無料利用
• 家族カード4枚無料発行
• プライオリティ・パス・ラウンジは家族カードでも本人＋同伴者無料利用

【ゴールド・プリファード・カード】

• ゴールド／ローズゴールド2色のメタル・カードから選べる
• 年間200万円（税込）分のカード利用で、カードを継続すると2名分の1泊2名の無料宿泊プレゼント。利用金額は家族カードとの合算も可能
• ポケットコンシェルジュで予約・決済の場合、対象レストランで決済1回につき20％キャッシュバック（年間最大10,000円まで）
• 家族カード2枚まで無料発行

【グリーン・カード】

• 月会費なのでカードを所持するタイミングをフレキシブルに調整できる
• 特別宿泊価格での個性派ホテルの予約
• 対象レストランやカフェでの割引やサービス

・スムーズな申し込み＋カード受け取りのために

クレジットカードを申し込む前に知っておきたい、申し込み時の入力情報や、オンラインで申し込んだ際のクレジットカードの受け取り方法など、注意点をご紹介。事前に理解しておき、最短でカードを受け取れるようにしましょう。

・申込情報を入力する際の注意点

氏名、生年月日、住所は、「クレジットカード受け取り時に提示する本人確認書類と同じ内容」を入力しましょう。なぜ申し込み時にクレジットカード受け取り時の情報と同一である必要があるのかは、後述する「本人確認はクレジットカードの受け渡し時。事前に届く「到着のお知らせ」も確認を」で解説します。

加えて、本人確認書類も提出する必要があります。本人確認書類として有効な書類は、後述する「アメックスで利用できる本人確認書類とは」で確認しましょう。

・カード受け取り時の注意点

クレジットカード発行に際して、カード会社の審査と共に必要になるのが本人確認です。2020年の「犯罪による収益の移転防止に関する法律施行規則」改正により、新規でクレジットカードを発行する際は、顔写真のある公的証明書による本人確認が義務付けられるようになりました。

では、オンラインでアメックスのクレジットカードに申し込んだ場合、どのタイミングで本人確認が行われるのでしょうか。

・本人確認はクレジットカードの受け取り時。事前に届く「到着のお知らせ」も確認を

オンラインでアメックスのクレジットカードに申し込んだ場合、本人確認が行われるのはカードの受け取り時です。

クレジットカードは「本人限定受取郵便（特定事項伝達型）」で発送されます。本人限定受取郵便とは、自宅または郵便窓口で郵便物を受け取る際に、本人確認書類の提示が必要となる郵送方法のこと。

本人限定受取郵便の場合は、事前に郵便局から「本人限定受取郵便物到着のお知らせ」が届きます。お知らせのガイダンスに従って、自宅で受け取る・保管郵便局に出向いて受け取るかを郵便局に連絡しましょう。受け取り方法の連絡をしないままにしておくと、10日間の保管期間満了後、発行されたクレジットカードがアメックスに返送されてしまいます。

指定場所で本人限定受取郵便を受け取る際、写真付き本人確認書類を郵便局員に提示します。顔写真の付いた本人確認書類の氏名、住所、生年月日の記載がクレジットカードの申し込み内容と同一であることを、郵便局員が対面でアメックスに代わり確認し、本人確認が完了することになります。

そのため、クレジットカードの申し込み時に入力する情報が「クレジットカード受け取り時に提示する本人確認書類と同じ内容」でないと、本人確認ができず、せっかく発行されたクレジットカードを受け取ることができません。申し込み情報を入力する際、「クレジットカード受け取り時に提示する本人確認書類と同じ内容」でないとならない理由は、カード受け取り時に本人確認ができなくなってしまうから、です。

参考：日本郵便株式会社「本人確認書類としてご利用可能なもの」

・本人限定受取郵便は転送されない

さらに注意したい点があります。本人限定受取郵便は転送が行われない、という点です。もしクレジットカードの申し込み直後に引越した場合、郵便局に転送希望を出していたとしても、本人限定受取郵便は新住所に転送されません。その理由は、クレジットカードの申し込み時に入力した住所以外に、転送不可となっているからです。加えて、本人確認書類の住所欄が旧住所のままの場合も、申し込み時の情報と不一致になるため、受け取りができなくなってしまいます。

もしクレジットカード申し込み後、引越しなど住所などが変更になる場合は、速やかに本人確認書類の情報を更新し、アメックスの登録情報を変更しましょう。

参考：アメリカン・エキスプレス「住所変更など登録情報の変更」

※記載してあるそれぞれのカードの【入会特典】は、2025年8月8日時点の内容です。入会特典は予告なく変更する場合があります。現時点での入会特典はそれぞれの「カードの詳細を見る」からご確認ください。

・アメックスのビジネス・カードの魅力

アメックスでは、法人カードを「ビジネス・カード」と呼びます。ビジネス・カードを活用するメリットは多数ありますが、たとえば、ビジネスに関する支出をまとめ、大手会計ソフトとカードを連携することで、経費処理や仕訳にかかる手間を効率化できるなどです。

アメックスでは、ビジネス・カードでも分割払いやリボ払いが利用可能。大口の支払いが重なってしまった場合でも、分割払いなどを活用することで、キャッシュフローの安定に貢献してくれます。

さらに見逃せないのは、 アメックスでは、追加カード^★ に付帯サービスのあり・なしを選択ができることです。そのため、たとえばビジネス・カードを利用する社員に出張が多いなら、旅行傷害保険や空港ラウンジサービスを利用できる付帯サービスありの追加カードを、広告費などの決済がメインの場合には付帯サービスなしの追加カードを発行することが可能。追加カード^★ は、付帯サービスあり・なし合計で最大99枚まで発行できます。

【ビジネス・プラチナ・カード】

• センチュリオン・ラウンジをはじめとする空港ラウンジ利用や指折りホテル上級会員資格の登録でゆとりある主張をサポート
• ポケットコンシェルジュで予約・決済を行うと決済1回につき10％キャッシュバック（年間最大20,000円まで）
• 24時間365日秘書のように多彩な要望に応えてくれるプラチナ・セクレタリー・サービス

【ビジネス・ゴールド・カード】

• 大手会計ソフトとのデータ連携で経費処理や経費管理業務を効率化
• 専任コンサルタントがカード活用方法や役立つサービスをご案内
• クラウドソーシング仕事依頼サイト「Lancers」の優待

【ビジネス・グリーン・カード】

• さまざまな支払い方法を活用しキャッシュフローを安定
• 大手会計ソフトとのデータ連携で経費処理や経費管理業務を効率化

・個人事業主と法人で必要書類などが異なるビジネス・カード

【個人事業主の場合】

個人事業主がアメックスのビジネス・カードを申し込む際には、以下の書類が必要です。

• 代表者の本人確認書類

本人確認書類はコピーを提出します。本人確認書類として有効な書類は、「アメックスで利用できる本人確認書類とは」で確認しましょう。

【法人の場合】

法人がアメックスのビジネス・カードを申し込む際には、以下の書類が必要です。

• 代表者の本人確認書類

法人であっても、代表者の本人確認書類のコピーの提出が必要になります。本人確認書類として認められるのは、「アメックスで利用できる本人確認書類とは」で確認しましょう。加えて、法人の場合は、申し込み時に「実質的支配者」を申告する必要があります。

法人の確認はアメックスで行いますが、追加で商業登記簿謄本または登記事項証明書のいずれかの提出が求められる場合もあります。

申し込み後、アメリカン・エキスプレスによる入会審査が行われます。

申し込みからカード受け取りまで、個人事業主の場合1週間程度、法人の場合3週間程度の時間がかかるため、余裕を持って申し込みを行うようにしましょう。

▼実質的支配者についてはこちらの記事で解説しています

実質的支配者とは？該当者の確認方法を分かりやすく解説

・法人代表者の本人確認方法の注意点

本人確認書類を提出した後、「本人確認完了のお知らせ」が、代表者の住所に書留で送られます。このお知らせを受領することで、本人確認が完了したことになります。そのため、保管期間内に本人確認完了のお知らせを受け取れないと本人確認ができず、ビジネス・カードの申し込みも取り消しになってしまうので、注意しましょう。

・ビジネス・カード受け取り時の注意点

ビジネス・カード発行後カード本体が送られてきますが、カードが届くのは法人所在地です。代表者の現住所ではないので、注意しましょう。

「本人確認書類」とは、申込者本人の氏名と生年月日、現住所が記載されている書類です。個人、また、法人代表者の本人確認時に使用します。有効期限があるものは、有効期限内であることも確認しておきましょう。

1. 運転免許証（住所変更の場合は両面）

2. 運転経歴証明書（住所変更の場合は両面）　*2012年4月1日以降の発行に限る

3. 住民票の写し（発行日より6ヶ月以内）

4. マイナンバーカード（表面のみ）

5. 在留カード（住所変更の場合は両面）

6. 特別永住者証明書（住所変更の場合は両面）

本人確認書類の種類や確認方法は、クレジットカード会社によって異なるので、各カード会社の公式サイトなどを確認しましょう。

顔写真付きの本人確認書類がなく、本人確認書類を2点提出する場合、記載住所がそれぞれ異なる場合、追加で住所が確認できる補完書類の提出を求められる場合もあります。

参考：アメリカン・エキスプレス「本人確認手続きについて」

申し込み時の情報入力に不備があり本人確認ができなかったり、無事にカードが発行されても郵便局での保管期間を過ぎてしまったりすると、せっかく発送されたクレジットカードは、カード会社に返送されてしまいます。カードを受け取れなかった、または受け取り予定を過ぎているのに届かないなどの場合は、クレジットカード会社に問い合わせてみましょう。

ただし、クレジットカードは受け取らないまま一定期間経過すると、自動的に解約されてしまうこともあります。個人カードとビジネス・カード、共通の注意点として認識しておきましょう。

クレジットカードの申し込みからカードの受け取りまでには、いくつかのステップがあります。大切なのは、自身の正確な情報を申し込み時に入力すること、そして、どのように発送されるのかを正しく理解し、しっかりと受け取ることです。この2点を守って、スムーズにクレジットカードライフを始めましょう。