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「ご査収ください」の意味とは?類義語との違いや返信要否についても解説

「ご査収ください」の意味とは?類義語との違いや返信要否についても解説

Work

2023/05/18    

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2023/05/18

「ご査収ください」の意味とは?類義語との違いや返信要否についても解説
「ご査収ください」の意味とは?類義語との違いや返信要否についても解説

よく目にする「ご査収ください」とは?

 

よく目にする「ご査収ください」とは?

 

ビジネスシーン、とくに書き言葉でよく使われるもののひとつに「ご査収」というフレーズがあります。「内容をよく確認してお受け取りください」という意味ですが、似た言葉で意味が異なる、「ご検収」や「ご査証」と間違って使ってしまうことも少なくありません。

 

そこで、「ご査収」という言葉の正しい意味から使い方、注意点などについて、ポイントを分かりやすくまとめました。

「ご査収」の意味と基本的な使い方

 

「ご査収」の意味と基本的な使い方

 
「ご査収」の意味と基本的な使い方

ビジネスシーンでよく使われる「ご査収」とは、「査収」という言葉に尊敬の意を表す接頭語の「ご(御)」を付けて、「ごさしゅう」と読みます。「ご査収」とはどのような意味なのか辞書を調べてみると、次のように記されています。

 

・よくしらべた上で受け取る事 ※1

・よく調べて受け取ること ※2

・金銭/物品/書類などを、よく調べて受け取ること ※3

 

※1 広辞苑[第五版]

※2 新明解国語辞典[第三版]

※3 デジタル大辞泉

 

つまり「ご査収」とは、相手に対してこちらが送った/渡したものをよく調べて、確認してくださいとお願いする意味です。

 

主にメールや書類、手紙、資料などで使用する丁寧な表現で、話し言葉として使われることはまれです。

ご査収とよく似た言葉、「ご検収」と「ご査証」

 

ご査収とよく似た言葉、「ご検収」と「ご査証」

 
ご査収とよく似た言葉、「ご検収」と「ご査証」

「ご査収」に似た言葉として「ご検収」や「ご査証」という表現があります。「ご査収」と間違われて使用されている場合があるので、それぞれの意味と使い方をしっかりと理解しておきましょう。

 

まず、「ご検収」も「ご査証」も、「ご査収」と同じように、それぞれ検収/査証という言葉に尊敬語である「ご(御)」が付いたものです。それぞれの辞書的な意味は、以下のようになります。

 

■検収

・納品された品が注文通りであることを確かめた上で受け取ること ※1

・納入品が発注どおりか検査して受け取ること。品物の種類や数量、破損の有無、機器の動作確認などを行って品物を引き取ること ※2

 

■査証

・調査して証明すること ※1

・調査して証明を与えること ※2

 

※1 広辞苑[第五版]

※2 デジタル大辞泉

 

それぞれの言葉のポイントを整理すると、「ご査収」が主に相手に送った書類などの内容について確認を促す意味であるのに対し、「ご検収」は物品やサービスなど相手の注文に基づいてこちらが送った物品やサービスが正しい内容で納められているかの確認を促す際に使います。一方「ご査証」は確認し証明することですので、間違いを指摘する際などに使われる表現です。

 

・使用シーンと例文

 

■ご査収

送った書類や資料の内容を確認してもらう。

例文:

「ご依頼の書類をメールに添付しましたので、ご査収ください。」

 

■ご検収

送った物品や提供したサービスに間違いがないか確認をしてもらう。

例文:

「ご注文いただいた○○をお送りしますので、どうそご検収ください。」

 

■ご査証

間違いではないかよく調べて証明してもらう。

例文:

「見積もりに金額の誤りがみられますので、ご査証ください。」

 

このように「ご査証」は、「ご査収」や「ご検収」と異なり、間違いの指摘やクレームを入れる場面で使用されることが多いです。

それぞれの言葉の使い分けで、気を付けたいポイントは下記の通りです。

 

・「ご査証」の使い方に気を付ける

一般的な意味で相手に確認をお願いする場合には、用いません。場合によっては「ご査証」と書かれると、確認を促されていると不快に感じさせてしまう可能性もあるかもしれないので、使い方には十分注意しましょう。

 

・送る品物やサービスが有るか無いか

「ご査収」にしても「ご検収」や「ご査証」にしても、いずれも相手に確認をしてもらう品物やサービスがあることが前提です。

 

・使う相手に気を付ける

「ご査収」も「ご検収」も、目上の人や上司に使って失礼になることはありません。一方で「ご査証」は、相手に再度の確認を促すニュアンスが強いことから、苦情や間違いの指摘だったとしても、目上の人やクライアントには使わないようにしましょう。

 

なお、「ご査収ください」/「ご検収ください」だけでは少しフランクすぎるかなと感じる場合は、「ご査証の程、お願いいたします。」「ご検収を、よろしくお願いいたします。」などとすれば、より丁寧な印象を与えられます。

「ご査収」の例文と言い換え+返事の仕方

 

「ご査収」の例文と言い換え+返事の仕方

 
「ご査収」の例文と言い換え+返事の仕方

それでは実際に、どのような場面で「ご査収」という言葉が使われるのか、いくつか例文を紹介します。いずれの場合も、文末に「ご査収ください」と書くのが一般的です。

 

■すぐ使える「ご査収」の例文

例文(1):取引先に対して、メールに納品書を添付して送るとき

「本メールに納品書を添付いたしますのでご査収ください。」

 

例文(2):郵送で書類を送るとき

「書類を同封いたしましたので、ご査収くださいますようお願いいたします。」

 

例文(3):請求書を送ったとき

「請求書をお送りします。ご査収の程、よろしくお願いいたします。」

 

また「ご査収」という言葉を使ってよいか迷った場合は、下記のような言葉で言い換えることができます。

 

・「ご確認ください」

・「ご高覧ください」

・「お目通しください」

 

「ご確認ください」という言葉は、口語でも使えるので便利です。「ご高覧ください」や「お目通しください」は、「ご確認ください」よりも丁寧な表現ですが、どちらも「内容を確認する」という意味であり、相手が何かを受け取るというニュアンスは含まれていないことが「ご査収」との大きな違いです。

 

一方で、こちらが相手から「ご査収ください」と書かれたメールや書類を受け取った場合には、返信にて内容をしっかりと確認した旨を確実に伝えることが重要です。

 

■「ご査収ください」の返信に使える例文

例文(1):請求書を受け取った時

「お送りいただいた請求書を、間違いなく確認いたしました。」

 

例文(2):書類を受け取り、訂正を求める時

「内容を確認いたしましたが、〇〇について△△と訂正いただければと存じます。」

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