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時代を読む、未来を開く
ーニューノーマル時代のビジネスを生き抜くヒントー ​

 

経営評論家 坂口孝則氏コラム 

一般社団法人マネーリテラシー推進協会​
濱田 智幸氏・伊達 有希子氏コラム​
「経営者が始める、老後のための資産運用」​

 

経営感覚を個人資産に応用​

リタイア後に備えて資産運用をされている経営者は、あまり多くないようです。目の前の事業に忙しく、将来のことまで考える余裕がないという方。あるいは、事業には積極的でも、いざ自分自身の資産となると保守的になる方も多いようです。​

しかし経営者のリタイアは、会社や事業、従業員にまで影響が及ぶもの。早いうちから考えはじめ、将来必要な資金を準備しておくに越したことはありません。例えば退職金で慣れない高額投資をするのはリスクが大きいですし、そこにコロナショック等の想定外の事態が起こると、リカバリーが難しくなりますので。

​経営は、視点を変えれば資産運用そのものです。これまでの事業も先を見据えて進めてこられたはずですし、山あり谷ありで創業10年を迎えられたなら、それは相場が上下する中で投資に成功したのと同じこと。長年培ってきた経営感覚は、個人資産の運用にもそのまま活かせるはずです。​

まずは会社のビジョンを明確に

経営者が資産運用を始める場合、まずは会社のビジョンを考えるのが良いでしょう。会社を続けるのか、売却するのか、廃業するのか…これを決められるのは経営者の特権です。何年後に会社をどうしたいのかが明確になっていれば、それに沿う形で個人資産の計画を立てられます。
​例えば5年後に売却すると決めたら「それまでにリスクヘッジとして個人資産をこれだけ増やしておくと良い」という指標ができます。10年後に廃業するとしたら、リタイア後の期間も見えてきますから、具体的な目標金額を決め、それに向かって資産を増やしていくという具合です。定年制にとらわれず、継続的な収入のある期間をご自身で決められるのも、経営者の大きなアドバンテージです。​​

これまでの「お付き合い」や「経験」が仇に?

経営者の方が資産運用で陥りがちなのは、「お付き合い」による失敗です。融資を受けている銀行から投資信託を薦められたことはありませんか? 会社経営はお付き合いが大切な世界ではありますが、資産運用に関しては別。ご自身を軸に行うことが原則ですから、相手の都合で商品を購入することはお勧めできません。また、実店舗をもつ金融機関の商品は、人件費や賃料が上乗せされて割高になっていますので、その点でも注意が必要です。
​もう一点、経営者は一般の方に比べて「やったことがないから」「過去に株で失敗したから」と慎重になる傾向にあります。ビジネスは経験によるところが大きいので、過去の経験を大切にされるのですね。しかし過去に失敗していたとしても、既に社会もご自身の状況も変わっていますので、繰り返してしまうとは限りません。
​会社の未来を今一度考える機会にもなりますし、リタイア後の不安が軽減されれば、目の前のビジネスにも安心して打ち込むことができるはず。会社のためにもご自身のためにも、ぜひ資産運用を始めてみてください。​

モーリー・ロバートソン

濱田智幸氏​

一般社団法人マネーリテラシー推進協会 代表理事​
千葉県生涯大学校認定講師​
IFA(金融商品仲介業者)​

外資系保険会社、乗合代理店を経て独立し現職。「金融リテラシーの向上」を掲げ、一般消費者や一般企業の従業員から、保険会社や保険代理店など金融機関のプロまでを対象に数多くのセミナーを実施。千葉県生涯大学校での講義も行っている。

 

伊達有希子氏​

一般社団法人マネーリテラシー推進協会 理事​
you & me partners/ユメパートナーズ代表​
ファイナンシャル・プランナー/CFP®認定者​

国内金融機関を経て2013年に独立系FP事務所を設立し現職。有料でのライフプラン作成や資産運用の提案などのFP業務のみならず、マイナビウーマンなど情報メディアへの執筆活動、日本FP協会主催のセミナーなど、講師としての活動も数多く行う。​

 

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