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偉人たちの言葉が示す、明日のビジネスの道しるべ

 

 

 

 

偉人たちの言葉
モーリー・ロバートソン

毎日の消耗とは何なのか

ある経済学者に聞いた話ですが、自分の老後資金を貯めるために投資セミナーに参加する30代女性が最近増えているそうです。彼女たちはワークキャリアを積みながらも、真面目に自分のお一人様老後の滑り止めを考えている。これって今の日本をよく表していると思いました。人ってどうしても落ち着いてしまう傾向があると思うんです。未来が変わるワクワク感よりも年金のような安心感をどこまでも求めてしまう。会社の舵取りをする経営層なら日々感じていることだと思いますが、政治経済そして環境がどんどん地球規模で破壊的変化を起こしている。昨日の延長が今日、今日の延長が明日、って話ではなくなってきているのです。そんな中で毎日を小さな対応変化で乗り切ろうとすることがどんなに不毛で疲れることか想像に難くないですよね。

 

 

今はむしろ自分の半径を広げて行く時

そんなパラダイムシフトの中で、年金システムのようなレガシーに固執したり、自らの行動半径を小さく絞りすぎるのは非常に危険です。例えば日本に訪れる新興国の人たちは自国内の恵まれた環境にあるほんの一部にもかかわらず、物凄いパワーを発しています。反対に日本は全体の平均値が高いにも関わらず皆で沈んでいる。どんどん内向きで消極的になり、そして小さなパイを奪いあってる感じです。日本人お得意の適応力では、この先どう頑張っても対応しきれないのですから、高い視座から大胆な一歩を踏み出す力をつけた方がいいと思います。どういった生き方をしたいのか、どのような会社であり続けたいのか、その本質的な問いこそが冒険やチャレンジをシンプルな楽しさにするのだと思います。

 

 

敵とは一体誰なのか

不確実な将来を心配してリスク回避や安心をゴールにしていると大切な魂が消耗してきます。それより自らが楽しいと思える新規事業やテクノロジーに情熱を費やすことが本当の投資となり、たとえ経済がクラッシュしても生き残れる様々な力を得るのだと名言は示唆しているのだと思います。ロストジェネレーションの生きづらさは実はポジティブチェンジのチャンスだったりするのでは。愚痴を言うくらいなら自らアクションする!ビジネスにおいてどうマインドセットできるかを今問われているのではないでしょうか。

 

モーリー・ロバートソン

国際ジャーナリスト、ミュージシャン、コメンテーター、DJといった多彩な分野で活躍。日米双方の教育を受け、1981年に東京大学とハーバード大学に同時に合格。1988年ハーバード大学卒業。「情熱大陸」でフィーチャーされる。現在、NHK総合「所さん大変ですよ!」日本テレビ「スッキリ」等の番組レギュラー出演するなど、多種メディアでも活躍中。