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偉人たちの言葉が示す、明日のビジネスの道しるべ

 

 

 

 

偉人たちの言葉
モーリー・ロバートソン

何を夢見るのかが未来

「60年代に人間を月に!」とケネディ大統領が宣言して始まったアポロ計画。当時はそうした技術革新で訪れる未来像、つまり同じ夢をみんなで見ていられました。では、今はどうでしょう。国連でのグレタ・トゥーンベリさんのスピーチを聞いて、同じ未来像やCO2削減の夢をみんなで見られているのでしょうか。答えはノーです。僕は未来というのは何を夢見るのかということだと思うのですが、50年後の今は社会全体の共通の夢というのはなくなり、個々人の自己実現へと変化しているように感じます。ある意味それは何かに操作されたものではない主体性の表れだと感じています。

 

 

トンネルのこちら側で

ビジネスにおいても同じで、旧来型のマネジメントではもう成果は出てきません。むしろティール組織のように個々人が自ら考えてルールを作り、創意工夫し意思決定して動くフェーズにいるのだと思います。でも、そんな主体性を持って動ける人はほんのごく僅かです。ほとんどの人がトンネルのこちら側で同じ固定概念のまま、「普通こうだろう」の普通を勝手に作ってしがみつき、トンネルの向こう側に何があるのか想像すらしていない。やらなければいけない面倒をどんどん先延ばしにして億劫さのハードルばかりが上がっている状態です。それでは未来が閉ざされます。今やらなきゃダメだと気づいて、危機感をもって変わろうとしている人だけがトンネルの向こう側に行けるからです。

 

 

未来は今の延長にしかない

組織の一人一人が主体性をもって行動するには一体どうしたらよいのでしょう。人が変わるのは容易ではありません。例えるならヨガのように日々自分に向き合い、小さな積み重ねをする中で見えてくるものがあります。知見が少しずつたまって価値観が変化していき、受動から能動へのスイッチが入るのだと思います。大切なのは意識すること。感じ取ろうとする意識から自ずとしっかりしたビジョンが見えるようになります。自分が起点になる小さなアクションを日々アップデートしてセルフマネージしていく。未来は今の延長でしかなく、今の行いで未来が変わっていくのだということを日々意識して実りある未来を手に入れたいものです。

 

 

モーリー・ロバートソン

 

国際ジャーナリスト、ミュージシャン、コメンテーター、DJといった多彩な分野で活躍。日米双方の教育を受け、1981年に東京大学とハーバード大学に同時に合格。1988年ハーバード大学卒業。「情熱大陸」でフィーチャーされる。現在、NHK総合「所さん大変ですよ!」日本テレビ「スッキリ」等の番組レギュラー出演するなど、多種メディアでも活躍中。