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偉人たちの言葉が示す、明日のビジネスの道しるべ
日本人が自然に対する意識を大きくしたのは、東日本大震災からといってもいいでしょう。エネルギー問題を通し理想派と現実派、またはライフスタイルなどで2つのクラスターにはっきりと分かれた印象でした。このように環境問題というのは政治や思想にかなり影響を受けると思うのですが、若い世代はそれとはまた違ったレイヤーで捉えている感じがします。普遍的というか直感で感じとり行動している。その傾向は若ければ若いほど顕著です。自然環境は年々悪くなっているのですから、未来を担う若者がそうなるのも当然です。今はジェネレーションで意識の二分化が大きく生じていると思います。
ダボス会議から見えてくるもの
2020年の世界経済フォーラム年次総会(通称ダボス会議)は50回目の節目の年でした。政財界のリーダーがあげたグローバルリスクは環境に関する問題であり、また10代の若者たちが発信したメッセージも世界に強い印象を与えました。一方、リーダーたち大人世代と若者の世代間の軋轢といったものも顕わになりました。もうこれは世界共通の構図です。身近な所で会社もそうです。過去の成功体験から抜け出せない経営層によって、行き先を見失えばレガシーとなってしまい、先の若い世代の市場で先駆者になることは困難でしょう。
次世代の未来予想図
「若い世代はモノを買わなくて困る」という嘆きをよく耳にしますが、それは大きな間違いです。単にモノを買わないのではなく、所有から使用に価値観が変化し、消費が賢くスマートになっていると捉えるのが正解です。リユースやサブスクリプション、シェアリングなどの領域は堅調に伸びていますし、そこに環境問題が加わって脱プラスチックやペーパーレス、フードロス削減などが美意識として浸透し、“クールなライフスタイル”へ次世代は移行しているのです。もし、マインドセットせずに古い価値観のままマネタイズをしているとシュリンクしていくのは火を見るよりも明らか。世代間で壁を作っている場合ではなく、すでに自然とともに生きる術を直感的に選びとっている若い世代を強く意識するべきなのです。
モーリー・ロバートソン
国際ジャーナリスト、ミュージシャン、コメンテーター、DJといった多彩な分野で活躍。日米双方の教育を受け、1981年に東京大学とハーバード大学に同時に合格。1988年ハーバード大学卒業。「情熱大陸」でフィーチャーされる。現在、NHK総合「所さん大変ですよ!」日本テレビ「スッキリ」等の番組レギュラー出演するなど、多種メディアでも活躍中。