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偉人たちの言葉が示す、明日のビジネスの道しるべ

 

 

 

 

偉人たちの言葉
モーリー・ロバートソン

回避するより解決することの難しさ

企業の大小にかかわらず、過去の成功体験に縛られていると問題意識を変えることは難しいものです。なぜなら問題そのものに恐怖を感じ、その存在を認めたくないばかりに保守的な行動をとりたがり、どうしても対処的になってしまうからです。恐らくそういった旧態依然とした企業は、何らかのインシデントでも起きない限り変われないのではないでしょうか。例えるならリスク要因が高い生活習慣病を抱えているようなもの。まずは一刻も早く抱えている問題に向き合い、解決策をとらないと生死に関わってくるでしょうね。なんとか今まで通りのやり方でしのげると思っていたら大間違い。小さなところで変化はどんどん起こっているのですから。

 

 

リモートワークやテレワークなどに見る働き方改革

今年は様々な社会状況を背景に、リモートワークなどの働き方改革が急速に進むと思います。特に早くからリモートワークなどの準備を進めていた企業は、こういった予期せぬインシデントに見舞われても動きが速いですよね。被害を最小限に食い止めて迅速にビジネスを復旧できるので、ピンチをチャンスに変えられます。一方で、こういった変化に対応できない企業が未だ数多くあるのは何故なのでしょう。よく耳にするのが、「リモートワークはサボっていても見極めがつかない」「社員の間にズルいという雰囲気がある」という意見です。

 

 

マイクロマネジメントと同調圧力という障壁

とりあえず出社、そして上司の細かい監視下で働く。そういった昭和的なマイクロマネジメントからはモチベーションのない、仕事している風の社員が量産されるだけです。マネジメントする側もされる側もどんどんコモディティ化していくという、恐ろしい思考停止状態。本当の働き方改革とは、組織の個々人が時間ではない真の成果を求められるようになる働き方を実現することなのです。“黒い猫でも白い猫でもネズミをとる猫は良い猫”といった厳しい成果主義は、働きやすさと同時にシビアな自己管理能力や実力を求められていることを忘れてはなりません。“良い猫”をちゃんと留めておくために、企業側は働き方改革の積極的な取り組みや、その成果をきちんと見極める成果判断能力が必要不可欠になっていくでしょう。働き方改革とはこれから向かう様々な問題解決のためのツールになるのではないでしょうか。

 

 

モーリー・ロバートソン

 

国際ジャーナリスト、ミュージシャン、コメンテーター、DJといった多彩な分野で活躍。日米双方の教育を受け、1981年に東京大学とハーバード大学に同時に合格。1988年ハーバード大学卒業。「情熱大陸」でフィーチャーされる。現在、NHK総合「所さん大変ですよ!」日本テレビ「スッキリ」等の番組レギュラー出演するなど、多種メディアでも活躍中。