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偉人たちの言葉が示す、明日のビジネスの道しるべ

 

 

 

 

偉人たちの言葉
モーリー・ロバートソン

“個の時代” における目標設定

ビジネスにおいても人生においても、目標を設定しそれに向かい努力することはとても重要なことです。しかし、自ら戦略的に目標を設定し、かつ自走することは意外と難しいもの。特にSNSがビジネスインフラの重要な役割を担うようになり、“個の時代”と言われるようになった今、「セルフマネジメント」や「セルフブランディング」の必要性はより高まっています。変動著しい社会で一つの組織に依存するのは高リスクですから、当然の流れです。チャレンジや冒険をしない企業の目標達成よりも、自分自身の目標達成に心血を注いだほうが人生も意味あるものになるはずです。

 

 

セルフブランディングで大切なこと

ユーチューバーやインフルエンサーなど、参入障壁の低さから自分を表現することをビジネスにする人も多くなりました。実は大正時代にも似たような私小説ブームがありましたが、どんどん過激になり消耗され廃れました。自分のプライバシーを切り売りして虚像と実像が混同していくと、非常に先が辛いでしょうね。セルフブランディングに必要なものは、戦略的マーケティング。自分のミッションやキャラクターを的確にターゲットに伝えることを意識するべきです。また、オンラインコミュニケーションは双方向性のトラフィックがあるので魅力的ですが、ユーザーとの距離感や炎上などの対応に運用コストがかかる「諸刃の剣」であることをお忘れなく。

 

 

加速するギグ・エコノミーの留意点

“個の時代”においてセルフブランディングが必至なのも、オンラインで仕事を依頼・受注するギグ・エコノミーが、今後ますます発展するからです。個人にとって自分の裁量で結果を出せることは魅力ですが、やはりそこも強者が勝っていく市場であること、自分が一消耗品であることを忘れてはいけません。特にビルトインされているリスクについては、クラッシュしないよう自己の危機管理が必要です。一方、企業にとっては冒すべくリスクを冒さないことがリスクになっていくでしょう。世界規模でイノベーションやデジタル化が進んでいる中、情報入手の遅さやスピード感のない判断は自分達の甘えが原因です。非生産的な仕事と生産的な個人のミスマッチで機会損失しないよう、個人も企業もこれらギグ・エコノミーのメリットとデメリットを理解していかなければいけないでしょう。

 

 

モーリー・ロバートソン

 

国際ジャーナリスト、ミュージシャン、コメンテーター、DJといった多彩な分野で活躍。日米双方の教育を受け、1981年に東京大学とハーバード大学に同時に合格。1988年ハーバード大学卒業。「情熱大陸」でフィーチャーされる。現在、NHK総合「所さん大変ですよ!」日本テレビ「スッキリ」等の番組レギュラー出演するなど、多種メディアでも活躍中。