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偉人たちの言葉が示す、明日のビジネスの道しるべ

 

 

 

 

偉人たちの言葉
モーリー・ロバートソン

今こそ求められる機敏性

変化が激しく先の読めない時代には、状況に素早く対応できる機敏性が必要スキルとなってきます。例えば自宅待機をきっかけに、仕事優先で日常生活に意識が向いていなかった人は自分の生活スキルの低さに気がついたりします。その時に、「面倒だから早く元の生活にもどってくれ」と願うか、この機会は生活スキルを上げる絶好のチャンスだと捉えるか。この意識の違いが機敏性に繋がります。これは行動力や発想の転換などの面においても後々大きな差となって出てくるでしょう。特にビジネスにおいて、新しい環境で何がニーズなのか、培ったスキルの何を取捨選択するのかも重要なポイントになります。何かに依存するのではなく、自らの意思で課題を作り出し鍛え上げていくこと。これが機敏性スキルを身につける一番の近道です。

 

 

インフォデミックへの注意

その一方で、機敏性を意識した生活を送るにも注意が必要です。それは常に火災報知器が鳴っているような状況なので、どこかでブレーキを踏まないとインフォデミックに踊らされる危険性があるからです。日頃から持てる想像の引き出しをひっくり返し、物事を多角的に考える癖をつけておくことが大事。そうすれば人の意見に流されず、社会全体も強固になります。特に経営者の方は情報に対する免疫力をあげるために、シミュレーションやブレーンストーミングでバランス感覚や雑食性を養ったほうがいいですね。不安定な社会に対し、必要以上に臆病に黙することもなく、正義を振りかざし誰かに攻撃されることもない、丁度いい頃合いを持って立ち向かえると思います。

 

 

フリーランスとの協働が鍵

ビジネスをこの混沌からブレイクスルーしたいなら、フリーランスの人たちとの協働が鍵だと思います。彼らはもともと機敏性に富んでいて、インフォデミックへの免疫力もあります。間違いなく彼らは会社に良いものを運んでくれるミツバチのような役目を果たしてくれるでしょう。そのメリットに気づき優秀なフリーランスを探している企業は今とても強いです。ただし、大きな留意点が一つあります。その関係性です。これまでと同様にただリスクを押し付けるような受発注の関係性ではダメです。彼らの柔軟性と発想の転換を新たな価値創造に活かすためにも、立場を超えたワンチームの関わり合い方が重要になってくると思います。

 

 

モーリー・ロバートソン

国際ジャーナリスト、ミュージシャン、コメンテーター、DJといった多彩な分野で活躍。日米双方の教育を受け、1981年に東京大学とハーバード大学に同時に合格。1988年ハーバード大学卒業。「情熱大陸」でフィーチャーされる。現在、NHK総合「所さん大変ですよ!」日本テレビ「スッキリ」等の番組レギュラー出演するなど、多種メディアでも活躍中。