法人カードの審査とは?審査に必要な情報やポイントについて解説
法人カードの審査とは?審査に必要な情報やポイントについて解説
更新:2025/08/07
公開:2025/06/05
更新:2025/08/07
公開:2025/06/05
個人事業主や中小企業経経営者が活用し、経費管理やキャッシュフロー改善に役立つ「法人カード(ビジネス・カード)」。法人カードの申し込み時に必要な情報は、個人カードとどう違うのでしょうか。
一般的に「法人カード」と呼ばれるビジネス用のクレジットカードの審査や申し込みに必要な書類などは、法人カードの種類によって異なります。この記事では、個人事業主や中小企業の経営者が利用する「法人カード」に申し込む際に必要な情報や書類、知っておきたいポイントなどを解説します。
法人カード(ビジネス・カード)の審査とは
法人カード(ビジネス・カード)の審査とは
クレジットカードは、利用者の支払い能力を信用し、後払いができるツールです。そのため、申込者の信用情報や申し込み時の情報などに基づき、各カード会社が独自の審査を行い、カードの発行と支払い能力に見合った利用可能額などを設定します。
法人カードの場合も、発行に際して審査があります。どのような情報をもとに審査を行うのかはカード会社により異なりますが、個人事業主や中小企業の経営者向けの法人カードの審査では、申込者本人の信用情報が用いられることがあります。法人格のある中小企業の場合は、上記に加えて法人の登記情報なども必要になるのが一般的です。
カード会社によっては、独立や起業直後の事業実績がない状態でも法人カードを申し込むことができます。これは、申込者本人の信用に基づいて審査が行われるからです。ただし、審査基準については、どのカード会社も公表していません。
▼法人カードについては、こちらの記事でも解説しています
ビジネスは、もっと輝く。
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アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード
法人カード(ビジネス・カード)審査に必要な情報
法人カード(ビジネス・カード)審査に必要な情報
個人事業主や中小企業の経営者用の法人カードを申し込むにあたり、一般的に提出や登録が必要となる情報は下記のとおりです。必要書類や提出方法などはカード会社の公式ウェブサイトで確認しましょう。
1)申込者の本人確認書類
本人確認書類として、マイナンバーカードや運転免許証などのアップロードやコピーの提出が求められます。
申込書に記載された情報と本人確認書類の内容に不一致がある場合、事実確認のため法人カードの発行までに余計な時間がかかってしまう可能性があります。情報の齟齬がないように注意しましょう。
アメリカン・エキスプレス(アメックス)の法人カードに申し込む場合の必要書類の詳細については、アメックスの法人カード(ビジネス・カード)申し込み時に必要な書類で解説しています。
2)法人の場合は、事業の実態を確認できる情報
中小企業経営者が法人カードを申し込む際、登記事項証明書など「会社の存在」を確認できる情報の提出を求められる場合もあります。
本人確認書類と同様、申込書と登記簿などの情報に不一致がないように注意が必要です。
3)引き落とし口座情報
毎月の法人カードの利用額が引き落とされる口座情報です。
- 個人事業主の場合:個人名義の口座
- 法人(中小企業)の場合:法人名義の口座
個人事業主の場合、プライベートで利用している口座とは別に事業専用の口座があると、収支を明確に分離できるので、用意しておくのも良いでしょう。
4)申込方法はオンラインが一般的
法人カードの申し込みは、一般的にオンラインで行うことが可能です。
アメックスの法人カードも、オンラインで手軽に申し込めます。高額な仕入れ決済を法人カードで行いたい場合は、アメックスに問い合わせをすると、法人カードの申し込みや仕入れ決済に関するさまざまな手続きなどを専任担当がサポートしてくれるサービスを受けることが可能です。
参考:アメリカン・エキスプレス「ビジネス・カード」
参考:アメリカン・エキスプレス「仕入れ決済ならアメックスのビジネス(法人)・カード」
5)中小企業(法人)の場合は「実質的支配者」を確認される
法人の場合は、会社の規模に関わらず「実質的支配者」の申告が必要です。
実質的支配者とは、「法人を実質的にコントロールしている人物」のこと。法人の透明性を証明するために必要な情報で、法律でも定められています。
▼実質的支配者については、こちらの記事で解説しています
法人カードの申し込み前に知っておきたいポイント
法人カードの申し込み前に知っておきたいポイント
法人カードに申し込む際、申込書の記載や提出情報に不備や漏れがあると、審査やカード発行がスムーズに進まないことがあります。法人カードを素早くビジネスで活用するためにも、あらかじめ知っておきたいポイントを紹介します。
1)申込者個人の信用度を高く保つ
前述した通り、個人事業主や中小企業の経営者向けの法人カードは、審査の際に申込者個人の信用情報が確認される場合があります。
プライベートで利用しているクレジットカードや住宅ローンなど、支払いの遅れや滞納などがないように注意し、信用度を保ちましょう。信用度を保つのに大切なのは、カードなどを利用したら、契約通りに支払いを行うことです。自分の信用情報は開示を求めることが可能なので、気になる場合は、法人カードに申し込む前に確認するのも一案です。
▼信用情報の見方についてはこちらの記事で解説しています
CICの信用情報開示報告書やクレジット・ガイダンスの見方・開示方法は?
2)独立・起業直後でも申し込みできるカード会社を探す
独立・企業直後は、事務用品の準備や設備の充実、仕入れなど、多くの経費が発生する時期でもあるため、支払い猶予にゆとりができ、経費の一元化がかなう法人カードを賢く活用したいもの。「事業実績がないから審査に通らないのでは」と不安になるかもしれませんが、カード会社によっては申し込みが可能です。
アメックスも、独立直後の個人事業主や設立直後の中小企業経営者の申し込みを受け付けています。
参考:アメリカン・エキスプレス「ビジネス・カード」
3)申し込み時の記載内容と提出情報に齟齬がないか注意
法人カードの申込書に記載する内容は、たとえば建物の名称などをはじめ、申込者の本人確認書類と齟齬がないよう厳重にチェックしましょう。法人格の場合は、登記内容の確認も必須です。
もし齟齬があると、情報の事実確認や正確性を確かめるため、再度の書類提出を求められるなど、法人カードの発行までに必要以上に時間がかかってしまう可能性があります。
4)アメックスなら利用可能額の引き上げ審査の申し込みも
発行された法人カードの利用限度額が、想定を下回る場合もあります。大きな出費を予定している場合は、カード会社に相談してみるのも良いでしょう。
法人カードの入会直後に仕入れなどで大きな金額の利用を予定している場合、アメックスなら、利用可能額の引き上げ審査の申請をすることができます。申請を行う場合は、必要書類を用意し、アメックスに提出します。カードでの高額な仕入れ決済を希望する場合、アメックスでは専任担当が手続き等をサポートするサービスを提供しているので、一度問い合わせてみるのも良いでしょう。ただし、カードの発行可否と同様、審査の結果、希望する利用可能金額が必ず承認されるわけではないので、注意しましょう。
5)法人カードの名義は申込者本人。法人の場合、アメックスなら社名も刻印される
法人カードの券面に刻印されるのは、カード利用者本人の氏名です。これは、中小企業など法人格であったとしても同様です。法人格の場合は、カードによっては氏名と合わせて社名が刻印される場合もあります。
アメックスでは、法人格のある中小企業の経営者が法人カードに申し込む場合、申込書に記載されている法人名がカード利用者の氏名に加えて刻印されます。個人事業主の場合は、申込書に屋号を記載しても、カードに刻印されるのはカード利用者の氏名のみです。
なお、法人カードは、従業員用の追加カード★を発行することが可能です。基本カードと同様、追加カード★にはカードを使用する従業員の名前が刻印されます。
6)法人カードの使用者は名義人に限定される
仕入れや出張時の交通費の支払いなど、事業に関するさまざまな支払いに対応できるのが法人カードですが、個人事業主・法人を問わず、名義人以外がカードを利用することはできません。たとえ同じ会社に所属する従業員であっても、法人カードを利用できるのはカード名義人本人に限られます。
出張や社用車を利用するにあたり、複数名が利用する可能性がある場合は、追加カード★を活用しましょう。
▼法人カードで空港ラウンジを利用する方法についてはこちらの記事で解説しています
アメックスの法人カード(ビジネス・カード)を作るメリット
アメックスの法人カード(ビジネス・カード)を作るメリット
アメックスの法人カードは「ビジネス・カード」と呼ばれており、日々の事業に関する支払いのほか、経費管理から事業成長支援まで幅広くサポートしてくれる1枚。アメックスには、3つのビジネス・カードが用意されています。
- アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カード
- アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード
- アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・プラチナ・カード
アメックスの大きな特長のひとつは、カードの種類ごとに利用限度額が設定されていないこと。
アメックスではカードの種類による一律の利用限度額は原則として設定されておらず、利用者一人ひとりの申し込み情報や入会後の利用状況等によって利用可能金額が変動する仕組みをとっています。現在の利用可能金額は会員ウェブサイトやアプリで簡単に確認することができるため、大きな出費の前には確認しておくと安心です。
アメックスの利用限度額の仕組みは多様なカード会員の支払いニーズをカードの種類でグループ化せず、一人ひとりに向き合うことを前提として設計されています。そのため、カードの種類を選ぶ際には利用限度額ではなく、事業ステージにマッチした付帯サービスを基準に選ぶことが可能になります。
さらに、支払い方法を柔軟に選択できる、というメリットもあります。一括払いに加え、「ペイフレックス® for Business」を利用すれば、事業の経費を分割払いやリボ払いに変更することも可能。出費が重なるタイミングでも、キャッシュフローを安定させやすくなります。
すべてのビジネス・カードは、付帯サービスとして大手会計ソフトが利用可能です。ビジネス・カードと連携することで、経費管理にかかっていた手間と時間を、本業に充てられるようになるでしょう。
もちろん、利用に応じたポイントも獲得できます。貯まったポイントは年会費に充当したり、マイルに交換したり、幅広く使い方を選択できます。
上記に加え、たとえばビジネス・ゴールド・カードなら、ビジネス拡大に役立つ、以下のサービスのキャッシュバックや値引きなど、お得な優待特典を受けることができます。
- 新規顧客の集客などに役立つ「Yahoo!広告」
- 店舗の会計のキャッシュレス決済を後押しする「Square(スクエア)」
- クラウドソーシング仕事依頼サイト「Lancers」
- 即日掲載可能のアルバイト・パート求人募集サイト「バイトル」
参考:アメリカン・エキスプレス「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード サービスガイド」
アメックスの法人カード(ビジネス・カード)申し込み時に必要な書類
アメックスの法人カード(ビジネス・カード)申し込み時に必要な書類
アメックスのビジネス・カード申し込みは、公式ウェブサイト上からオンラインで行うことができます。
参考:アメリカン・エキスプレス「ビジネス・カード」
個人事業主と法人で、申し込みに必要な書類が異なるため、それぞれ必要な書類を紹介します。
・個人事業主の場合
個人事業主がアメックスのビジネス・カードを申し込む際には、以下の書類が必要です。
- 代表者の本人確認書類
本人確認書類として認められるのは、以下の書類です。コピーを提出します。
【本人確認書類一覧】
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 住民票の写し
- マイナンバーカード(個人番号カード)(表面のみ)
- 在留カード
- 特別永住者証明書
・法人の場合
法人がアメックスのビジネス・カードを申し込む際には、以下の書類が必要です。
- 代表者の本人確認書類
法人の確認はアメックスで行いますが、追加で商業登記簿謄本または登記事項証明書のいずれかの提出が求められる場合もあります。
申し込み後、アメリカン・エキスプレスによる入会審査が行われます。
申し込みからカード受け取りまで、個人事業主の場合1週間程度、法人の場合3週間程度の時間がかかるため、余裕を持って申し込みを行うようにしましょう。
アメリカン・エキスプレス®・
ビジネス・ゴールド・カード
個人事業主/中小企業をサポートする、アメリカン・エキスプレスのビジネス・カード
個人事業主/中小企業をサポートする、アメリカン・エキスプレスのビジネス・カード
アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードは、スタートアップからエンタープライズまで世界中のビジネスオーナーに⽀持されています。
アメリカン・エキスプレス®・
ビジネス・ゴールド・カード
個人事業主/中小企業をサポートする、アメリカン・エキスプレスのビジネス・カード
個人事業主/中小企業をサポートする、アメリカン・エキスプレスのビジネス・カード
アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードは、スタートアップからエンタープライズまで世界中のビジネスオーナーに⽀持されています。
