国内出張で活躍するクレジットカードとは?法人カードのメリットとポイントを解説
国内出張で活躍するクレジットカードとは?法人カードのメリットとポイントを解説
2025/10/29
2025/10/29
国内出張の機会が多いビジネスシーンでは、経費を現金で支払うよりもクレジットカードを活用するほうが効率的でメリットも大きくなります。
この記事では、出張時に便利な法人カード(ビジネス・カード)のメリットや、アメリカン・エキスプレス(アメックス)の法人カードの特長、出張に適したカード選びのポイントなどを解説します。
出張時に法人カード(ビジネス・カード)を活用するメリット
出張時に法人カード(ビジネス・カード)を活用するメリット
出張時に法人カード(ビジネス・カード)を活用すれば、出張手配を効率よく進められたり、経費の精算処理の手間を省けたりと、さまざまなメリットがあります。
クレジットカードは自分以外の氏名が記載されたカードを使用することができませんが、法人カードは、代表者(申し込み者)に加え、従業員用の追加カードも発行できるのが一般的。そのため、出張が見込まれる従業員用に追加カードを発行しておけば、従業員も出張時に事業用のクレジットカードを利用することができます。
出張時に法人カードを利用するメリットの具体例は、次のとおりです。
・交通機関や宿泊先での支払いの手間を削減して、時短や効率化を実現できる
移動に利用する交通機関や宿泊先のホテルなどは、予約時にクレジットカードで事前決済することが可能な場合が一般的。現地であわただしくチケットなどを購入したり、ホテルのチェックアウト時に支払いを行ったりする必要がなく、時短につながります。
さらに法人カードの種類によっては、お得にETCカードを発行できる場合も。高速料金の支払いも、事業用のクレジットカードなら一括精算できます。
・経費処理の効率化+経費の透明化を実現できる
出張に関する支払いを法人カードにまとめれば、経費を立て替える必要もないため、従業員の負担を削減できるでしょう。立替精算などを行う必要もなくなるため、経費処理も効率化でき、間違えてプライベートの支出を計上してしまうなどのリスク回避にもつながります。
加えて法人カードと会計ソフトをデータ連携させれば、金額や勘定科目が自動で反映されるため、ヒューマンエラーの防止にもなります。利用日や支払先、金額が利用明細に記録されるため、経費の透明化の一助にもなるでしょう。
・利用金額に応じたポイントの獲得
多くの法人カードは、利用金額に応じてポイントが付与されます。法人カードでは、追加カードの利用金額分のポイントも基本カードにまとめて付与されるのが一般的。獲得したポイントは、カードの利用代金に充当するほか、マイルなどに換え、出張交通費の節約につなげることも可能です。
・万が一のトラブルに対する補償
法人カードに国内旅行傷害保険などの補償が付帯していれば、出張先で万が一の事故や病気など不慮の事態にみまわれてしまってもサポートを受けることができます。多額の現金を持ち歩く必要もないので、盗難などのリスク管理にもつながるでしょう。
▼法人カードについてはこちらの記事でも解説しています
ビジネスは、もっと輝く。
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アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード
出張に適した法人カード(ビジネス・カード)選びのポイント
出張に適した法人カード(ビジネス・カード)選びのポイント
国内出張で活用することを視野に入れて法人カードを選ぶ場合、以下のような点について確認しておくとよいでしょう。
・より快適な出張をサポートするサービスがあるか
ホテル関係のサービスが付帯している法人カードの場合は、提携ホテルで客室のアップグレードなどの優待を受けられる場合があります。
加えて「空港ラウンジ利用」の付帯があれば、飛行機を利用する出張の場合、フライト前の時間に空港ラウンジを活用し、有意義に過ごせるでしょう。法人カードの種類によっては、同伴者も無料でラウンジを利用できる場合もあります。
・ビジネスに役立つお得なサービスが付帯しているか
利用金額に応じたポイントやマイルなどを獲得できる場合は、貯まったポイントを請求金額に充当したり、マイルを活用して出張費を節約したりするなど、経費節約につなげることも可能でしょう。割引やポイントだけでなく、会計ソフトの優待など、ビジネスを効率化させるサービスが付帯するカードもあります。さまざまなシーンでビジネスに貢献してくれる法人カードを選ぶとよいでしょう。
・旅行傷害保険などの補償や適用条件
出張時のケガや病気などに加え、カードの種類によっては、飛行機の遅延補償が付帯する場合もあります。
ただし補償適用の条件は、カードの種類により異なります。たとえば、カードを持っているだけで補償が適用される「自動付帯」ではなく、カードを利用したことで適用される「利用付帯」の場合は、出張にかかる交通費などをクレジットカードで支払うなどの条件を満たす必要があります。必ず規約を確認しましょう。
▼法人カードのメリットはこちらの記事でも解説しています
出張を快適に!アメックスのビジネス・ゴールド・カード
出張を快適に!アメックスのビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
アメックスでは、法人カードを「ビジネス・カード」と呼んでいます。利用用途にあわせ、選べる2つの追加カード★が用意されているのも、アメックスのビジネス・カードのメリットです。
1)基本カードと同様の付帯特典が受けられる「年会費ありの追加カード」
2)事業用の支払いに特化し、付帯特典がない「年会費なしの追加カード」
アメックスでは、1)と2)の追加カード★を合計で99枚まで発行できるため、従業員の業務にあわせて発行できるというメリットがあります。
・出張が多いビジネスパーソンにおすすめ!アメリカン・エキスプレス® ・ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、大手会計ソフトとのデータ連携や利用金額に応じたポイント獲得が可能です。基本カードはスタイリッシュなメタル製で、ビジネスを支援する各種サービスも充実しています。さらに出張の予約に便利な「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」を利用すれば、100円あたり2ポイントが付与されるなどの優待もあり、ビジネスパーソンの強い味方になってくれるでしょう。
【アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード】
年会費:49,500円(税込)
追加カード(付帯特典あり)年会費:13,200円(税込)
追加カード(付帯特典なし)年会費:無料(判定期間内に利用がなかった場合、管理手数料として3,300円[税込]が発生)
参考:アメリカン・エキスプレス「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」
参考:アメリカン・エキスプレス「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」
【補償】
- 国内の場合、最高5,000万円まで補償する「旅行傷害保険」
- 飛行機の遅延・欠航などに伴う費用を補償する「国内航空機遅延費用補償」
国内出張にかかる交通費をビジネス・ゴールド・カードで支払えば、最高5,000万円まで補償を受けられる旅行傷害保険が適用されます。付帯特典ありの追加カード★も同様です。
国内出張で利用する飛行機が遅延・欠航・運休して搭乗できず、代わりの航空機も利用できずに宿泊費用や食事代が発生した場合は、1回あたり最高20,000円までを補償。さらに、航空会社に預けた手荷物が手元に戻らず、荷物が届くまでに買わざるを得なかった生活必需品の購入費用を1回あたり最高40,000円まで補償します。
参考:アメリカン・エキスプレス「旅行傷害保険」
参考:アメリカン・エキスプレス「国内航空機遅延費用補償」
【出張サポート】
- ETCカードの発行手数料および年会費無料
- 西武プリンスホテルズ&リゾーツ「Seibu Prince Global Rewards」ゴールドメンバーへの登録
- 全国のワークスペースをお得に利用できる「NIKKEI OFFICE PASS(登録制)」
- 同伴者1名まで無料で利用できる国内空港のカードラウンジ
- 国内主要駅からホテルまで手荷物を配送できる「手荷物ホテル当日宅配サービス」
ETCカードは、基本カード1枚につき最大20枚まで、追加カード★1枚につき1枚まで、年会費・発行手数料無料で発行可能です。
ゆとりのある出張を実現させ、出張先で落ち着いて仕事ができるサービスも充実。たとえば、系列ホテルで優先チェックインやレイトチェックアウトなどができるSeibu Prince Global Rewardsゴールドメンバー資格の獲得、全国1,000カ所以上のワークスペースを予約なし(一部ワークスペースを除く)で利用できるNIKKEI OFFICE PASSも、割引価格で利用できます。
参考:アメリカン・エキスプレス「ETCカード」
参考:アメリカン・エキスプレス「Seibu Prince Global Rewards」
参考:アメリカン・エキスプレス「NIKKEI OFFICE PASS(登録制)」
参考:アメリカン・エキスプレス「空港ラウンジ」
参考:アメリカン・エキスプレス「手荷物ホテル当日宅配サービス」
【お得】
- 利用金額に応じて、国内対象ホテル1泊2名分の無料宿泊を最大2泊分プレゼント「ビジネス・フリー・ステイ・ギフト」
- ダイニング予約サービス「ポケットコンシェルジュ」のキャッシュバック
- 通常チケットのほか、専用運賃ビジネスフレックスも利用できる「JALオンライン」
- 国内レンタカーなど優待価格での適用
「ビジネス・フリー・ステイ・ギフト」の対象ホテルは全国300カ所以上。年間で税込300万円以上500万円未満のカード利用で1泊2名分の無料宿泊を1泊分、年間で税込500万円以上のカード利用があれば2泊分がプレゼントされます。無料宿泊は、カード名義人以外でも利用できるのが大きなポイント。日々貢献してくれる従業員や、大切な取引先にプレゼントすることも可能です。
ビジネスにおける大切な会食レストランは、厳選された信頼に足るレストランだけを紹介する「ポケットコンシェルジュ」が便利。ビジネス・ゴールド・カードで予約・決済を行えば、毎回10%、年間合計最大10,000円までキャッシュバックを受けられます。
参考:アメリカン・エキスプレス「ビジネス・フリー・ステイ・ギフト」
参考:アメリカン・エキスプレス「「ポケットコンシェルジュ」キャッシュバック特典」
参考:アメリカン・エキスプレス「アメリカン・エキスプレス JALオンライン(国内線/ビジネス・カード対象)」
参考:アメリカン・エキスプレス「レンタカー」
▼アメックスのビジネス・カードについてはこちらの記事でも紹介しています
出張時に法人カード(ビジネス・カード)を使う場合の注意点
出張時に法人カード(ビジネス・カード)を使う場合の注意点
出張時に便利な法人カード(ビジネス・カード)ですが、注意しておきたいポイントもあります。
・利用ルールを明確にする
事前に会社の経費規定を明確にしたうえで、カードを利用するにあたっての用途や金額の制限事項などを決めておくと安心です。たとえば、宿泊費や接待費に使える上限金額、移動時の交通機関の座席クラスなどの基準は明確にしておくとよいでしょう。
・領収書も忘れずにもらう
インボイス制度の開始により、適格請求書として発行された領収書には消費税額と適用税率(内訳)、登録番号が記載されます。カードの利用明細で金額などは確認できますが、明細は適格請求書としては利用できません。支払時に法人カードを利用した場合でも、適格請求書として発行された領収書を受け取りましょう。あわせて、領収書の提出ルールも明確にしておくと安心です。
・法人カード(ビジネス・カード)と個人カードを正しく使い分ける
出張時の支払いで法人カードと個人カードを併用すると、経費精算が複雑になってしまう可能性があります。事業に関係する支払いは法人カードを利用し、家族へのお土産は個人のクレジットカードで支払うなど、正しく使い分けましょう。私的に利用した金額をうっかり経費計上してしまうと、不正行為と見なされてしまう可能性もあります。
ビジネス・カードの申し込みはオンラインで可能
ビジネス・カードの申し込みはオンラインで可能
アメックスのビジネス・カード申し込みは、公式ウェブサイト上からオンラインで行うことができます。
参考:アメリカン・エキスプレス「ビジネス・カード」
個人事業主・法人で、申し込みに必要な書類が異なるため、それぞれ必要な書類を紹介します。
・個人事業主の場合
個人事業主がアメックスのビジネス・カードを申し込む際には、以下の書類が必要です。
- 代表者の本人確認書類
本人確認書類として認められるのは、以下の書類です。コピーを提出します。
【本人確認書類一覧】
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 住民票の写し
- マイナンバーカード(個人番号カード)(表面のみ)
- 在留カード
- 特別永住者証明書
・法人の場合
法人がアメックスのビジネス・カードを申し込む際には、以下の書類が必要です。
- 代表者の本人確認書類
法人であっても、代表者の本人確認書類のコピーの提出が必要になります。
本人確認書類として認められるのは、前述した【本人確認書類一覧】と同じです。
法人の確認はアメックスで行いますが、追加で商業登記簿謄本または登記事項証明書のいずれかの提出が求められる場合もあります。
個人事業主・法人ともに、申し込み後アメリカン・エキスプレスによる入会審査が行われます。ビジネス・カードは申し込みからカード受け取りまで個人事業主の場合1週間程度、法人の場合3週間程度の時間がかかるため、余裕を持って申し込みを行うようにしましょう。
アメリカン・エキスプレス®・
ビジネス・ゴールド・カード
個人事業主/中小企業をサポートする、アメリカン・エキスプレスのビジネス・カード
個人事業主/中小企業をサポートする、アメリカン・エキスプレスのビジネス・カード
アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードは、スタートアップからエンタープライズまで世界中のビジネスオーナーに⽀持されています。
アメリカン・エキスプレス®・
ビジネス・ゴールド・カード
個人事業主/中小企業をサポートする、アメリカン・エキスプレスのビジネス・カード
個人事業主/中小企業をサポートする、アメリカン・エキスプレスのビジネス・カード
アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードは、スタートアップからエンタープライズまで世界中のビジネスオーナーに⽀持されています。
